今年も独立記念日の2月1日がやってきました。
僕がフリーランスのカメラマン「てんてん」になったのが2013年2月1日なので、今年は10年目の節目の年になります。
10年前の僕は、どんな志を持ってフリーランスになったのだろうか。
写真家として、ただただ、もっと高い所を飛びたくて会社を飛び出した気がします。
とりあえず、フリーになった時に立てた3つの目標は達成できました。
1、コマーシャルフォトで特集してもらう。
2、NHKの朝ドラのポスターを撮影する。
3、写真集を出版する。
だから……、1番奥の10年前のてんてん君、ゆっくりだけど君はけっこう頑張ってるぞ!
今のリアルな目標は、5年以内に軽井沢に佐藤写真館を建てることです。
5年後のてんてんさん、楽しみにしてるよ!
少し話はそれますが、昨年の2月に、食道癌の闘病の末に母が他界しました。
喉が痛いなーと思いつつも我慢していたらしく、検査した時にはステージ3で、みるみる体調が悪くなっていき癌の発見から1年ほどで亡くなってしました。コロナが明けたら、父母、4兄弟のそれぞれの家族みんなで温泉でも行きたいなーと思っていた矢先の出来事だったので言葉で言い表せないくらい悲しかったです。
そして、何より早期発見してあげれなかったことが、非常に悔しいです。
母の通夜の時に、棺桶の横に、見たことない分厚いアルバムがたくさん置いてあって、そのアルバムには、初めて見た母の若い頃の写真や、昔の家族写真がたくさん貼ってありました。お母さんの若い頃の顔、僕の奥さんに少し似てるなーとか思いながら見ていたら、最後のページに、10年前の母の日に贈った、母が好きだった紫陽花に添えたメッセージカードが貼ってあって、そのカードには「日本一のカメラマンになります」と一言だけ書いてありました。いつも厳しく、だけど最後には優しい母に、最後に1発、全力でケツを叩かれた気持ちになりました。
母は偉大だ。
今のエピソードは、ケツメイシに16小節のラップにしてほしいくらいです。
そんなこともあったりして、絶賛公開中のスラムダンクの映画が最高すぎて、僕の心を何度も震わせます。人生で初めて、同じ映画2回映画館で見てしまいました。
長くなってしまいましたが、言いたいことはただ一つ。
「今年のてんてんさんは要チェックや!」